デトロイトモーターショーで次期エボリューション10と言われているプロトタイプ-Xが公開されました。前回公開されたコンセプト-Xという名前から、プロトタイプ-Xとなり、完全にこのままではないとは思いますが、かなり実車に近い形での公開だと思われます。まだ日本の公式サイト等では出ていないようですが、今後雑誌等でも色んな記事で詳細が明らかになってくると思われますが、その前に海外のサイトで掲載されているプロトタイプ-Xの画像をma-yaさんが集めてきてくれましたので、勝手に考察なんぞしてみたいと思います(;・∀・)
2007/2追記 記述や内容に誤りがあったり新たに判明した事がありましたので、追加
概観
左が今回公開されたPrototype-X、右が前回公開のConcept-Xです。
当初のコンセプトモデルからかなり精悍な顔つきになったのではないでしょうか?またバンパーやボンネットがかなり実車っぽくなってます。フェンダーの処理も前は如何にも取って付けたようなオーバーフェンダーだったのが、綺麗に処理されています。
少し上の角度からの走行写真です。
よくカタログなんかでこの角度のが使われてるきがしますが、ルーフにアルミルーフ特有の出っ張りが左右にあるのが判ります。ボンネットはチューニングカーっぽい感じで、エアの抜けがかなり良さそう。ボンネット後方のセンターの穴は、タービンを冷却する為のエアダクトでしょうか?今までタービンは前方に付いてましたがエンジンが4G63から4B11に変わり後方排気に伴い、タービンがエンジンの後ろに付く関係でエニマキとタービンの冷却が必要になったと思われます。
後方から見た写真です。
マフラーが左右二本出しになったのが大きな特徴ですね。リアフェンダーの処理も綺麗に処理されています。フロントフェンダーの後方のエア抜きがカッコイイですね。
また上の写真でも判りますが、リアウィングの真ん中が少し膨らんでいます。エボ4っぽいと言えばそうかも?ただこれはカーボンなのかな?見る限りFRPっぽいですが・・・
タイヤ&ホイールですが、なんと!255/30R20です!20インチですよ!奥さん!と言っても多分市販モデルは17か18インチじゃないかと思われますが(多分18インチじゃないかと…(;´Д`))驚きなのが255という幅です。255が普通に入ってますからね。市販モデルでは245以上が装着されるのは確実ではないかと。245/40R18くらいが標準か?サーキットとかだと265とか履きそうですね…。
あとブレンボですが、リアも対向4ポッドが付いてます。フロントに比べると少し小さめですけど…。穴空きのローターは多分市販車じゃ普通のローターになると思われます。
この画像は更に特徴的と言いますか、今までの車体とはまた違うもののようです。一番見た目でわかる違いは、ヘッドライトが違います。デトロイトで公開されたものや、上記の写真ではハイビームのライトがLEDっぽいものが付いてますが、こちらは今までのエボ7~9MRとほぼ同じような形状です。多分こちらの方が市販車としてはより近いものと思われます。更にインタークーラー横のカバーが無くなり、写真向かって左側のバンパー内にはオイルクーラーらしきものも見えます。かなりコア数は多そうです。
内装
こちらも以前のものに比べる後、かなり市販車に近い感じになってきました。幾つか気になるポイントとしては、
- AWCのスイッチがステアリング内(左)に新設
- ステアリング右のスイッチは、オートクルーズコントロールか?
- ステアリング下に、マイクっぽいものが見えるが、用途は?単なるデザイン?
- パドルシフト、右がアップ、左がダウン
- ダシュボード真ん中にあるのは、時計っぽい
- エアコンパネルの上のハザードスイッチ横は、助手席エアバックのOFFスイッチ(アメリカ仕様ですかね)反対側は助手席のシートベルト警告灯
- オーディオ関係は、完全に一体型になってますが、日本仕様では変わる可能性大?
追記:エボの1年点検の時に待ち時間が暇だったので展示してある車を見ていたところ、なんと内装がアウトランダーと殆ど同じ!オーディオ部分やメータパネル部分等々が殆どそのままです。これは単にプロトタイプとしてアウトランダーのものを単に転用したのか、それともアウトランダーと同じものを使うのか。何でも噂ではシャーシはアウトランダーと共通との事らしいし、エンジンも4B11と4B12と基本的に排気量が異なるだけなので、間に合わせとしてそのまま使えるから使ったという可能性も無い事はないでしょうが、もしかしてこのままの可能性も大きいと思われます。
関係無いけど、アウトランダーって横幅1800mmあるんだけど、めちゃでか!大迫力ではありますが、エボでこのサイズは確かに迫力はありそうではある・・・問題は車重・・・。
メーターインパネです。左にエンジン回転計(レッドは7000rpm~)右にスピードメータを配置、真ん中にその他各種情報がデジタル表示
- シフトポジションとシフトモード(ノーマル/スポーツ/マニュアル?)の表示
- 燃料計
- 半ドア警告灯、ドアロック?
- AWC状態表示(写真ではグラベルモード)
- その上に温度計があるが、水温計か?
- エンジン回転、スピードメーター内にもデジタル表示するぞれぞれ右下にあり、回転やスピードがデジタルでも表示されるっぽい
シフトレバー部分。普通のATっぽいですが、トルコン式のATではなく普通のMTと同じくクラッチ板を使ったものです。噂によるとアウディやゴルフと同じダブルクラッチシステムらしいですが…
シフトレバー後ろのスイッチと、更にその後方にスイッチが3つ並んでますが、何の表示もありません。シフトレバーの直ぐ下のは、ATのモードスイッチではないかと思われますが(ノーマルモード、スポーツモード等)その下の3つのスイッチはよく判りません。当初窓の開閉スイッチ(ヨーロッパ車は大体ここにある)かと思いましたが、上の写真にはドアにちゃんとパワーウィンドウの操作スイッチが見れますので違うようです。
でもこのあたりのスイッチの形状とかはコンセプトXの流れを感じますね。
運転席足元ですが、はい、クラッチがありません。日本ならAT免許でも運転可能です。が、多分0-400とかなら自動にシフトアップさせた方が早いでしょう。
また多分ですが、0発進のモードも持ってると思われます。ブレーキ踏んでアクセル開け、回転を会わせてブレーキリリースするとクラッチがドンと一気に繋がるモード。ゴルフのDSGにはこれ付いてます。もちろんシフトダウンの時は、自動的にアクセル煽って回転会わせてます。
その他のスイッチ類ですが、ASCのOFFスイッチがあります。アクティブスキッドコントロールですかね?雪道等でホイールスピンを自動的に制御する機構だと思いますが。後、HIDの上下ロータリーが復活してますね。9MRは自動になってたと思うんですけど…。
リアシートですが、かなりの高級感です!しっかり定員5人全員が3点式シートベルト装着可能、ヘッドレストも可動式です。サーキットユーザはここにカメラが装着できそうですよ?(笑)
でも個人的には軽く仕上げて欲しいかも…
イルミネーションを点灯させた状態です。オレンジのラインがしびれます(笑)市販車もこのまま出してくれると面白そうですが
メーターは薄いブルーっぽいですね。結構見やすそうな感じですが。オーディオの上のLED表示は判別できませんでした。
駆動関係
残念ながらあまり内部の写真がありませんでした。エンジンもカバーが掛かってます。
何せ4G63から完全に変わってしまってますので、良くわかりませんね…。エアクリーナーが右手前、その後ろにバッテリーは見えますが。手前から伸びてる赤いパイピングはラジエターのアッパーホースでしょうか?最初色でインタークーラーのパイピングかと思いましたが、位置とインタークーラーからのパイピングにしては細いなぁと。
ショーモデルだからかもしれませんが、エンジンルームの色使いなんかもコーディネイトされてて良いんじゃないでしょうか?ただちょっとパイピプが前から後ろ、後ろから前とあちこちに伸びてるのが気になります。
まとめ
正直かなり概観は良い感じじゃないでしょうか?写真や動画で見る限り、あまり大きくなったという印象はありません。動力性能の向上もあるでしょうから、かなり速そうな雰囲気はあります。
ただ幾つか気になる点もあるのは事実で、
1.重量
エンジンがアルミブロックとなった事で軽量化は期待できますが、ATの機構+AWCでどの程度重くなるか、相殺できるかでしょうか。ゴルフのGTIはDSGと同じようなATシステムを搭載していますが、MTとATの重量差が50kgもあります。50kgだとエンジンがアルミになった分、殆どそのままAT機構に持ってかれる事になります。後内装もこのままのものですと、結構重くなってそうな気がします。
追記:ゴルフのDSGとMTとの重量差が50kgと書きましたが実際は20kgでした。また4B11ですが4G63との重量差が-20kgだそうなので、ほぼ相殺されそうな感じですね。ただエンジンブロック部分は上の方で、DSGはエンジンの下の方に付く物のはずなので重量バランスとしては低重心化にはなると思われます。これで後はAWCの制御部分の重量増加のみが機能面での重量増加の要因となるだけになりますが、ボディサイズが大きくなる事、それでも剛性は上がっているとの事ですのでどの程度重くなるか・・・。更に9MRでは走りの性能より走りの質感の向上を優先させてるようなので内装や静音性重視となると、かなりの重量アップになる可能性はあります。
またエボマガに出ているスペックを見ると、CT系とは全長だけでみると数cm程度しか大きくなっていないようです。
2.エンジン性能、将来性
これはノーマルでの性能だけでなく、チューニングの素材として考えた場合です。エボがここまで発展し人気を誇っているのはノーマルの性能やWRC等のイメージもありますが、1つにはチューニング素材としての素性の良さがあるのではないでしょうか?エボでGTRとタメを貼れるというのは、かなり凄いと思う。4G63はピストン等の内部を補強すれば600馬力くらい軽くでます。海外では1000馬力を出したケースもあります。これが新ブロックとなりどこまで耐えられるかが1つの課題と言えるかもしれません。もっとも直ぐには難しくても時間を掛ければ大丈夫かもしれませんが、実際自分がチューンするかは別にして、チューニングしても速い、楽しい車というチューニング市場があり、それが更にエボユーザを増やすという良い意味でのスパイラルな構造が出来ていたのではないでしょうか?今回の新型も同じようなマーケット、ユーザを獲得できる素材であることを期待したいと思います。
もっとも9を昨年買ったばかりで、とても10など買えないのですが、いちエボファンとして非常に待ち遠しい1台ですね。
