いよいよスタートした2007年シーズンも開幕戦モンテカルロに続き、
Rd.2スウェディッシュ、Rd.3ノルウェーとスノーラリーが続きましたが、
2イベントそれぞれにコンディションが全く異なっていて観てる方はとても楽しめました。
しかし、ただでさえスノーコンディションという特殊な状況下において性質が2イベントであれだけ違ってしまうと本格的なワークス体制には敵わないのかなあと思う一面もありました。(特にスタッドの長さを決める上でのデータに差があったようです。)
それでもガルデマイスター選手の走りは素晴らしかったので、三菱の底力は相当なもんだなと改めて思いました。
奴田原選手が参加したのはスウェディッシュのみでしたが、ちょうど降雪と重なって、路面上の雪の厚さ(量)がコロコロ変わったようでそれに対応するスタッドの長さや種類を決めるのに苦労したのではないかと思います。
タイヤそのものは一つのラリーで選べる種類に制限があるので通常のラリーであればタイヤ選択で得られるアドバンテージ(優劣差)には限りがありますが、今回はスノーラリー、スタッドの長さはやはりデータ(経験)の多いチームが有利になるのかなと思いました。
そんな状況もあって、奴田原選手も地元チームやライバル達に翻弄されていましたが、さすがは奴田原選手、粘り強い走りで初日の10位から徐々にペースアップしていき、最終的には優勝取り消しになってしまったハニネン選手の影響もあって、5位入賞4ポイント獲得と、状況を考えればまずまずの結果となりました。
奴田原選手は出身こそ高知県ですが、学生時代から現在まで北海道を中心にラリーを続けてきた経緯もあって、国内選手の中でも雪道には相当強いほうなのではないかと思います。
ですがやはり世界選手権の壁は厚い!その奴田原選手をもってしても、フィンランドのハニネン選手など、地元選手と較べるとまだまだ差があったように思いました。
特にスウェディッシュの超高速雪上ラリーでは差がつくのかなと思いましたが、逆にノルウェーのようにコースが曲がりくねっていて、あれだけ天候が荒れれば奴田原選手の強さも出てきたのかなとも思いました。
実際そのノルウェーでは、スウェデッシュでPWRCぶっちぎりだったハニネン選手がWRカーを駆ってがんばりましたが、コース上に留まることすら難しかったようです。
あのアイスクールなローブ選手ですらあっちにぶつかりこっちにぶつかりでテンヤワンヤな様子だったことを考えれば、その状況の凄まじさが伺えるかと思います。
(早くDVD見てみたいですね)
話はだいぶそれますが、ヴィッツラリーをやっていると毎年このシーズンは氷上練習の季節となります。雪上ではなく氷上ですのでミューが相当低く、スタッドレスを履いたヴィッツの場合、スピードも直線で80キロも出ればいいほうでコーナーでは20キロぐらいまで抑えなくてはならない場合もあり、速度的にはWRCのような百何十キロも出るわけでもないのですが、これが本当に面白いのです。
普段はなんのけなしに決めてしまっているブレーキポイントやタイミング、ブレーキを踏む強さアクセルONのタイミング、の「いいかげんさ」が一気に露呈してきます!
「こりゃイカン!」
と昨年も思って、
「気をつけて」一年間やってきても、また氷の上を走ると「いいかげんさ」がどんどん噴出してきます。 なんというのか、とある漫画で「利き腕でない左手で卓球を楽しむ」というネタがありましたが、それに近い楽しさを感じることができます!
もうひとつ例えると、スノーボードやサーフィンでレギュラースタンス(利き足方向)でスイスイ滑れるようになって自信がついてきた時にグーフィースタンス(利き足でない方向)で練習してみると、まるで初心者のようになってしまう感覚です。
でも、こういった事を体験するとドライビングもやはりスポーツなんだなとつくづく思います。繰り返し「体得」して行くことが大切なようですが、それを無限のごととく繰り返してきた奴田原選手でさえ苦労してしまうWRC、本当に世界は広いんだなと思ってしまいます。
そしてそんな楽しさや凄さを手軽に経験できるヴィッツラリーはおすすめです。(宣
伝か!?)