2007年のPWRCは本当にシビアな戦いになっています。
なんというか、各国で頂点を極めた選手達のドリームマッチと言った様相になっているPWRCですが、そういった意味では主戦のWRCとはひと味違った、まさにキングオブチャンピオンシップと言えるのではないでしょうか!?
きっと奴田原選手も「走れども走れども差がつかない」ガチンコ勝負を挑んでいるに違いありません。僕だったら「なんでだ!?」と焦ってしまうところですが、さすがは奴田原選手、ブログや各方面でのメッセージを読んでいると、「リラックス感」が伝わってきます。
本当に強い人だと思います。
この「リラックス」こそが僕が「ラリー」に求めている物で、「ラリーの一番大切な物」何じゃないかと感じています。他のスポーツと同じでラリーにもいろいろなタイプの選手が居るわけですが、やっぱりこの「リラックス感」が一番高い奴原選手を僕はリスペクトします。
物心ついた頃からラリーを見てきて、WRC、アジパシ、国内選手権、パリダカ、と色々なラリーを楽しんできましたが、僕が憧れる選手にず〜っと求めてきた物を奴田原選手は持っているのです。
「リラックス」は松本零士の漫画にも表現されています。ハーロックやトチロー、四畳半物語の足立ふとしというキャラクターで具現化されていて、それを999の星野鉄郎を代表とする経験の少ないキャラクターが懸命に体得しようとするわけですが、
僕も鉄郎のようなキャラクターに自分を映して、この「リラックス」を感じ取れるよう漫画を楽しんできました。
でもこの「リラックス」、並大抵な努力で実現出来る物ではないことに最近気づきました。
なんで今まで「気づかなかった」のかというと、僕には「ジリ貧感」が全くなかった事に気づいたからです。ハーロックは超大な敵にたった一隻の戦艦と計41人+一羽で戦っているわけですし、安達太も現在で言う「引きこもり」や「うつ」といった要素と懸命に戦っています。トチローも最後はどうしょうもない「宇宙病」とやらになってしまいます、そしてエメラルダスと言うせっかくのいい女を裏切るような形になってまで意地を張り通します。
ジオン軍の兵士は圧倒的な物量で向かってくる連邦軍に向かって震える手でザクの操縦桿を握りしめ、モニターを睨みつけます。
ラリーも全く同じのようです。今、もしもあなたがパリダカのスタートラインでハンドルを握っていたらその先に無限に広がる灼熱の砂漠に向かってどんな気持ちでいるでしょうか。はたまた凍てつくスノーラインを目前にスタートの準備をしていたら…。
奴田原選手は今回のメキシコでデフとトランスファーが固着して順位を落としましたが、
ペナルティーを受けつつも最後まで走りきってポイントを獲得しました。
そんな奴田原選手はかつて「組み立てミスで固着したLSD」を装着したミラージュで固着している事を知りもせずに、道からはみ出そうが、土手を斜めに走ろうが、草むらを突っ切ろうがおかまいなしに走りきってラリーに優勝した、という話を聞いた事があります。
奴田原選手はそういう走りをすることができる人なんだそうです。
前回と今回の見事なポイント獲得を「奴田原選手のクレバーさ」という単純な認識で受け止めてはいけないと思います。奴田原選手には「失敗」や「トラブル」といった「ジリ貧」を突破する力がみなぎっているのです。だからこそあの「リラックス感」が出てくると僕は信じます。
日本のラリードライバーを代表してきた人たちも下積み時代には見知らぬ国で砂と埃にまみれて必死に自分の役割(サポートカーなど)を果たしていたと言います。
そして今は自分も「ヴィッツチャレンジラリー」に参加して、社会人として、プロとして働く中で色々悩む事もあります、何回も戦いに負けました、失敗も沢山しました、人を裏切った事も裏切られた事も沢山あります。でも、近頃の奴田原選手を見て現実の勇気をもらう事ができました。経験不足の鉄郎が最後にメーテルと別れたように、僕も自分を信じてやってみようと思います。
各競技でシーズンが始まり、みんなそれぞれの思いを胸にスタートラインでハンドルを握りしめている事と思います!戦いであるからにはどんな正論も理論も論理も負けてしまっては全てを否定されてしまう事もあるのです。僕は自分を信じるためにもう一度「ヴィッツチャレンジ」に挑もうと思っています!
「男なら挑まねばならない時がある」君もヴィッチャレで戦おう!
今シーズンも頑張りましょう!!
奴田原選手がんばれ!!!
おっとと、
何じゃこの文書は…
今回のPWRCはイギリス選手権チャンプのヒギンズ選手(エボ)が優勝、
昨年は低迷してしまった新井選手が2位入賞。
かつてランサーWRCのハンドルも握っていたC.ソルベルグ選手が3位でした。
選手権順位は
1位C.ショーベリ 12p
2位新井 11p
3位ヒギンズ、スベルランド 10p
5位A.アレン 8p
6位奴田原 6p
7位バルダッキ、アラウージョ 5p
9位パストラナ 4p
10位フォウテック 3p
11位アルアティア 2p
とか書いてる間に夜が更けて、明日も寝不足か、と ほどよい「ジリ貧感」が漂って来たのでさっさと寝ます。
ボソボソ…じかいよこくなひとこと…
IRCサファリとか冒険系ラリーも復活してきたし、最近のフィアットプントにはアバルトっちゅう文字も付いてるし、コルトがJAF公認だっていうし、
こりゃあたまりませんな… ボソリ