今日は本当に歴史に残る一日!
しかも今回、歴史に残るのは本家WRカークラスではなくPCWRCクラスです!
落ち着かない一日。
インターネットで得られる情報の少なさに心細いことと言ったら…
もう本当に何がおこってるのやらはっきりせずに家の中をウロウロしてみたり…
ドラマがおこったのはSS13。
しかもドラマは複合して起こったようです。
まずは首位を走っていたバルダッキ選手(ランサー)。
昨日の奴田原選手のコースオフ&レグ撤退で選手権2位獲得の可能性が出てきたバルダッキ選手でしたが、リザルトにタイムがあがってこない!
これはまた奴田原選手にツキが向いてきたのかも!
とちょっと期待感を持ち始めたとき、もう一つの異変に気づきました……
これまた今日はスーパーラリーとなってしまった奴田原選手の状況から、今年のPCWRC王者が確実な物になりつつあったネッサーアルアティア選手のタイムがあがってこない!
うわ〜 これはどういうこと!?と日曜日の昼下がり、布団の上で慌ててもしょうがないので、冷静に考えてみます。
〜おさらいですが〜
今回のラリーが始まる段階でのネッサー選手と奴田原選手のポイント差は6点。
奴田原選手が優勝したとしても、ネッサー選手が4位に入ればネッサー選手の王者決定。と奴田原選手にとっては厳しい状況です。
しかし…
もし「ネッサー選手がリタイアしてしまったら」というもうひとつの(不謹慎な)計算では奴田原選手が3位に入れば逆転王者獲得!ということもありえます。
思い浮かんだのは言うまでもなく不謹慎な計算でした!
この「3位になれば王者の可能性」といった情報がネットにあがってきたのは、さらに3台ものリタイアが続出したSS14が終了してしばらくしてからでした。
間違いなくWRカークラスの情報はそっちのけという状態です。
きっとヨーロッパや現地ニュージーランドではPCWRCがものすごくクローズアップされていたのでしょう。
8位−3台=5位……
「後2つじゃないか!」と鼻息荒くWRC.comのステージリザルトの更新ボタンを連射クリックしてみたりしながらこんなことが頭をよぎります。
1998年最終戦でチャンプを争っていたマキネン選手とサインツ選手。
我らがランエボ、マキネン選手がまさかのリタイア。
もうだめだ〜、サインツ選手のチャンピオン確定だ〜!という状況で最後のステージの数百メートル(200mだったかな?)でトヨタカローラがまさかのエンジンストップ!
あの時のサインツの「涙」を思い出します。(三菱ファンとしてもうれしさ半分なチャンピオン決定でした。)
さらにこの間のF1で惜しくも選手権2位となったシューマッハ選手のことや、同じくまさかの選手権2位となったロッシ選手の事も思い浮かべ僕の妄想の世界はピークを迎えます!
しかし冷静だったのは、このような猪突猛進なファンではなく、アドバンランサーコドライバーのバリット選手で「選手権2位獲得を目指す」とのコメント。奴田原選手もタスカのスタッフや三菱のスタッフも同意見であることは想像するまでもありません!二人ともがんばって下さい!
と冷静さを取り戻し、またラリーのリザルト分析を楽しみます。
今年は最後の最後までマシントラブルに泣かされた新井選手は「本当に速いのはオレだ!」と言わんばかりのすばらしい走りをしています。
今年一年でいよいよ世界選手権での戦いの準備が整ったぞ!といったところの鎌田選手(インプ)も5位というすばらしいポジションにアップしています。
ギアボックス損傷などマシントラブル続発の中での鎌田選手のこのポジションはラリーストとしての成長を表しているのだと思います。
そして奴田原選手はいつも通りの冷静な走り。
「奴田原選手が6位でアルアティア選手が王者獲得」「優勝はラトバラ選手」「ラトバラ選手と同じフィンランド出身のハニネン選手が猛烈な追い上げでしたが惜しくも2位」「鎌田選手が4位。快挙!」
最後のSS17の結果は落ち着いてみる事ができました。
しかしラリー終了後のニュースリリースを読むと、快調な走りを見せた新井選手は最後のリエゾンでギアボックストラブルでリタイア。
奴田原選手もガス欠ギリギリでパルクフェルメに到達したとの事でした。
本当にラリーという競技は最後の最後まで何があるか分からないなと思ったPCWRC最終戦でした。
「全日本ラリー2006チャンプ」「PCWRCシリーズ2位」
今年は奴田原選手のおかげで本当に楽しいラリー観戦をする事ができました。
昨年PCWRCチャンプを獲得した新井選手は世界選手権への挑戦のまさに先駆者でありすばらしい選手です。
そして今年の奴田原選手はPCWRCは惜しくも2位でしたが、国内選手権との両立を見事に果たしたといえると思います。
これは日本人でラリーを頑張っている方々にとっては新井選手の功績に匹敵するぐらいのすばらしい結果だったのではないかと思います。
来年もその先もランエボがラリーを走り続けたら良いな!と思った一日でした。